読書

「肩ごしの恋」

10年前、唯川恵が直木賞を獲ったとき、正直ビックリした。 マジか!? と思った。 実際、その作品を10年後読んでみると、 やっぱり、マジか? と、思う。 相変わらずな唯川節なのはいい。 実際、選考委員も「これ、軽すぎない […]

『赤毛のアン』

「そういえば、読んでいないなぁ」という作品を最近、立て続けに読んでいるのが、 今回は、『赤毛のアン』を読んでみた。 もちろん「花子とアン」でも注目されている、というのもあるのだが、 その前から、「赤毛のアン」というのは、 […]

『破門』

黒川博行の直木賞受賞作。 直木賞を獲った作品はだいたい読んでいるが、 全く合わないものと合うものがあり、 この作品は後者である。   まず、セリフがいい。 疫病神・イケイケやくざと主人公二宮の掛け合いが何とも言 […]

「シャーロックホームズの冒険」

あれっ? 読んでなかったけな… と、本屋で手にしたのは、「シャーロックホームズ」でした。 もしかしたら、子供の頃に読んでいたかも知れませんが、 全く覚えていない。   ってなわけで、「シャーロックホームズの冒険 […]

アウトラインについて

常に小説や文章に関する入門書の類はチェックしている。 そして、だいたい影響を受ける。 ただ、選び間違うと、ただ、迷うだけだから買うときには慎重を期す。 今回買ったのは、『アウトラインから書く小説再入門』という本である。 […]

ルーズヴェルトゲーム

先日、ドラマを放映していた、池井戸さんの原作を読みました。 原作とドラマどっちが面白いか、という議論は個人的には不毛だと思っています。 というのも、原作がなければドラマは存在しないわけだからです。   ただ、ド […]

「ばかもの」

映画化もされた絲山秋子の代表作の一つを読みました。 いや~ひさびさヒットですね。 始めはなんだこりゃ? と思うくらいの下ネタ満載。 軽妙なタッチで描かれていくけれど、 中盤にかけて主人公ヒデが酒におぼれていきます。 その […]

「銀翼のイカロス」

半沢直樹シリーズの最新刊読みました。 このシリーズ4作目ですが、過去3作と比べると かなり劣るように感じるのは私だけでしょうか。 やはり、シリーズを続けていると中だるみ感があるのかもしれません。 政治的な要素が色濃くなっ […]

「ゼロ、ハチ、ナナ、ゼロ」

直木賞を獲った辻村深月の出世作。 たしかに、直木賞を獲った「鍵のない夢を見る」に通じる世界観を感じた。 私は基本的にこの作家のファンなので、 この世界観を見せられれば例外なく賞賛する。   私が好きなのは彼女は […]

「幻滅」

久しく本棚に眠っていたバルザックの「幻滅」を読んだ。 恐ろしく長い小説で、読むのに1か月を要しましたが、 実に面白かった。 またしても、古典の持つ底力を感じずにはいられない。   なんといっても人物が独特。 分 […]

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