「ばかもの」By wpmaster / 2014年8月28日 2018年2月10日 映画化もされた絲山秋子の代表作の一つを読みました。 いや~ひさびさヒットですね。 始めはなんだこりゃ? と思うくらいの下ネタ満載。 軽妙なタッチで描かれていくけれど、 中盤にかけて主人公ヒデが酒におぼれていきます。 そのおぼれていく感じが何とも言えない味を出しているのです。 そして、どん底で再会する額子との関係が切なく、愛おしいのです。 何よりこの作家文体が好きです。すいすいと読めるのに読み応えがあるのです。 まだ、彼女の作品は二冊くらいしか読んでいないので、他のものも読んでみようと思います。 Follow me! Facebooktwitter