読書

その女アレックス

翻訳小説部門の本屋大賞を受賞し、 50万部突破したという話題のミステリー。(ピエール・ルメートル作)   ということで、期待して読んだのですが、 個人的には星三つ かな。   一番は、読後感が良くない […]

『死にたくなったら電話して』

文藝賞を獲得した、李龍徳という作家の処女作。 無名の作家の処女作など、めったに買うことがないのだが、 なんとなく気になり、購入。   結果、久々に大ヒット!   読後、三島由紀夫が小説に対して論じてい […]

ウケる技術

「夢をかなえるゾウ」 の作者水野敬也さんの著書に 「ウケる技術」というものがある。   ビジネスの世界でも、 ユーモアというのがとても重要になってきている昨今。 笑いを体系的に捉えて、理論立てて 解説していく、 […]

純文学と大衆文学

ここのところ、芥川賞受賞作品を立て続けに読んでいる。 かつて、難解で筋すらわからない。 と、いった受賞作もあったが、最近は非常に読みやすい。   「苦役列車」のような私小説もあるが、 基本的には創作である。 & […]

「浮き雲」

林芙美子の「浮き雲」という小説を読んだ。 簡単に言ってしまうと、『バカ男に翻弄される、哀れな女の話』なのだが、 林芙美子の手にかかると、どこか美しいものになるから不思議である。 しかも、その美しさは温室で大事に育てられた […]

松本清張集

年明けから、古本屋で見つけた「松本清張集」を読んだ。 昭和45年に発売されたもので、 初期の作品が揃えられている。 「点と線」「ゼロの焦点」「在る小倉日記」「張り込み」を それぞれ読んだ。   松本清張は後期の […]

「すべてがFになる」

ドラマ化もされている森博嗣の「すべてがFになる」を読んでみました。 この作品が発売された当初、私は理系の大学をちょうど卒業したばかりで、 理系文学と言われた同書に興味を抱いていました。 ところが、どうにも手が伸びない。 […]

蒼穹の昴

最近、中国人ディレクターと知り合う機会があり、 食事をしていたところ話題に上ったのが、 浅田次郎の書いた「蒼穹の昴」。 反日感情の強い中国で、 中国人作家の書いたもの以上に評価され、 大ベストセラーとなり、 ドラマ化され […]

「シャム双子の謎」

エラリークィーンの国名シリーズ。 何作か読んでいますが、ちょっと雰囲気の違う作品のように思えます。 エラリークィーンといえば、本格ミステリー。 謎解きをメインとして、読者に挑戦的なメッセージを投げかけることで有名。 しか […]

「看守眼」

横山秀夫の短編集。 以前、「真相」という短編集を読んだときにも思いましたが、 この作家の書く短編集は実に秀逸です。 短編といえど、きちんとひねりがあり、 しかも、人物の起承転結がある。 物語の起承転結を何となく作れる人は […]

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