原監督率いる、巨人の急降下をみると、
ひとりの人物の顔が思い浮かんだ。
ジョゼ・モウリーニョだ。
サッカー界で確固たる地位を築いた監督である。
弱小のFCポルトを率いてチャンピオンズリーグを制すると、
プレミアリーグでも成功を収め、数々のビッグクラブで輝かしい功績を挙げた。
ところがこのモウリーニョ、よい成績を何年も維持することの出来ない監督なのである。
あまりに厳格なので、3年で選手が付いていかなくなる。
原監督とモウリーニョは、どこか共通項を感じる。
お金を使って良い選手を集めるのは、ヨーロッパのビッグクラブならばどこでもやることだが、
モウリーニョは、ビッグプレーヤーでも自分のサッカーに従わせる。
ピッタリ合えば良いのだが、中には合わない選手もいる。
そういう選手は、容赦なく冷遇する。
そうして、3年でチームが崩壊し始める。
負け続けて、強かった面影がないくらいに見事に壊れる。
まさに、今年後半の巨人のように。
サッカーでは成績が挙げられなければ、モウリーニョであれ解任される。
しかし、原監督は続投。
限界の果てに、新たな境地を見せられるか。
それとも、劇薬の期限が切れるのか。
来季を見てみなければ分からない。
最後に、
原監督の長所は、動くこと。
短所は、動きすぎること。
表裏一体ということですかね。
ちなみに、
来季は、秋広、中山が出てくるか、どうかで決まる気がする。
秋広は、三冠王を狙える素材。
中山は、3割打てる選手。
ピッチャーは未知数過ぎて分からない。
少なくとも、いつものように新人が全滅ならかなり苦しい。
山崎、掘田は素晴らしい選手だが、ケガが分からない。
戸郷、高橋優、メルセデスは、あれ以上伸びないかも。
菅野に続くエースの顔が見えてこない。。