行って参りました。
きっと、泣かないだろうと思っていましたが、
やはり、泣きませんでした。
なんだ、つまらない。
そうお思いかも知れませんが、仕方ありません。
なぜ、泣かなかったか。
おそらく、実感が沸かないからだと思います。
卒園しても、まだ、娘が幼稚園に通い続けるのではないかという錯覚が拭えずにいます。
それくらい、娘は幼稚園に馴染んでいましたし、園児以外の娘の姿が何となく想像できません。
この感覚は、娘が産まれてからずっとあるのです。
まだ、歩けない時、歩き始める姿は想像できませんでしたし、
同様に、まだ、話すことが出来ないときも、
本当に話し始めるのだろうか、と思っていました。
親が想像するスピードが追いつかないほど、
娘はスルスルとハードルを越えていき、どんどん成長していきます。
そして、気づいたら、歩けることも、話せることも当たり前になっていました。
だからきっと、あと3ヶ月もしたら、小学校に行くことが当たり前になっていて、
幼稚園での生活が遠い昔のように感じられるようになっているのだろうと思います。
そのとき、初めて、ああ幼稚園生活が終わったんだな、と実感するかもしれません。
そして、思い出し泣きをするかもしれません。
私は、いつも反応が人より遅いのです。