エイミー・ワインハウスのドキュメンタリーを「AMY」観た。
輝くような才能は、時にガラス細工のように脆い。
その危うさが、乱反射するみたいに不思議な光を放つのだろうけど、
27歳は若すぎる。
彼女の遺した歌は素晴らしいけど、作品はあまりにも少なすぎる。
人生の辛酸を乗り越えて、一皮もフタ皮も向けた後、どんな歌を歌ったのだろう。
もがいても、苦しんでも、生きていて欲しかったと願うのは、
ファンのみではない。
映画の最後で、彼女の才能を高く評価していた伝説的ジャズシンガー・トニーベネットが云っていた。
「彼女が生きていたら言いたい。
〝生き急ぐな 貴重な存在だ
生き方は人生から学べる
もし、長く生きていれば〟」