疲れた

『私、疲れたって言うのも、聞くのも嫌いなの』

と、妻が言った。

確かに、妻から疲れた、という台詞を聞いたことがない。

私はというと、よく言っている。

別にアピールするわけではない。

独身時代から一人で、疲れた、と言っていた。

誰に言うでもなく、である。

ならば、なぜ言うのか。

思いを口にすると、何となく疲れが吐き出せる気がするからだ。

ただ、吐き出された疲れが、妻に添加されると、家庭内はよろしくない。

今後、気を付けよう。

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