最近、「○○女子」、あるいは「○○ガール」という言葉をよく目にする。
どういう時に使うのか考えてみた。
たとえば、「ナース女子」や「オフィス女子」とは、
あまり使わない。
元々、看護師は女性が多いし、オフィスにも事務職員がたくさんいる。
では、どういう場合に使うかというと、
「カープ女子」「理系女子」など、本来男性が多いジャンルに、
女性が増えているというときに使うことが多い。
では、世間的に「○○女子」と聞いてどういう風に思うかというと、
これは私の主観的な意見であるがイケてる風に感じるのではないかと思う。
たとえば、ビルの清掃員。
汚れているところを掃除しなければならず、
大変な仕事にもかかわらず、給料は安い。
世間的にも「掃除のおばちゃん」などと言われて地位は高いとはいえない。
それが、「お掃除女子」と名が付いたらどうだろう。
「私、お掃除女子しているの」というと、
何となくだが、イケてる感じがしてしまうから不思議である。
最後に私は男性なので、「○○男子」に当てはめ考えてみたい。
上記の定義で言うならば、パッと浮かぶのが「お料理男子」だ。
しかし、最近では料理をする男性も珍しくないので、あまり新鮮みはない。
「お化粧男子」「草食男子」「男子会」…
いずれも、何となくだがイケてない。
勝手な結論を考えると、
女性が男性のテリトリーに向かうことは、
何となく、かっこうよくうつるが、
男性が女性のテリトリーに入ると、
なよっちい、などと思うのかもしれない。
要するに男尊女卑の名残なのだろう。