動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。
PAVIOSでは、動画シナリオ講座を開設しました。
詳細は下記の通りです。
【受講形式】 オンライン
【受講回数】 4回
【時間】 1時間
【日程】
■時間 【昼クラス】14:30~
【夜クラス】19:30~
①6月20日(火)
②7月4日(火)
③7月11日(火)
④7月25日(火)
【定員】 1クラス10名
そこで、今日は動画制作において、動画シナリオは本当に必要なのか、
お話ししたいと思います。
動画シナリオが必要な理由
動画制作する上で、動画シナリオを必ず作成しているかというとそうでないと思います。
むしろ、全体を見ると、動画シナリオがないまま撮影をするケースの方が多いと思います。
しかし、動画シナリオ(それに相応するもの)がない状態で撮影・編集を行うと、下記のような問題が生じます。
①効率が悪い
動画シナリオを作らない理由として、手間が増えるため、と答える人がいます。
たしかに、動画シナリオを作成するためには、時間を要します。
ただ、シナリオを作成しないとその後の作業は確実に遅くなります。
流れが決まらないまま何度もやり直すという作業をしなければなりません。
『なんで、こんなに編集(撮影)時間がかかるんだ』
と思っている皆さん。もしかしたら、シナリオをきちんと作成せずに動画制作をしていないでしょうか。
②イメージを共有出来ない
動画制作において、全ての作業を1人で行うことはむしろ難しいと思います。
特に、ビジネス動画を作成するためには、
クライアントや上席とイメージを共有する必要があります。
仮に、1人で作る場合でも、頭の中を整理する上でシナリオをつくることをおすすめします。
③修正しづらい
ほとんどの場合、全く修正せずに動画を制作することはあり得ません。
修正を繰り返して完成させることがほとんどです。
修正も動画シナリオがあった方が、格段にしやすいです。
作品によって異なるシナリオの重要度
私の持論ですが、どんな動画でもシナリオは必要だと思います。
ただ、その重要度は動画によって異なります。
トーク中心のバラエティでしたら、細かい台本は必要ないかも知れません。
今後、多く制作されるであろう、企業のビジネス動画を制作する上では、
確実にシナリオの重要度は増してきます。
それが、インタビューベースの単純な構成であっても、
お話しが論理立てて展開されていなかったら、すごく見づらいものになります。
しかし、構成の意識が薄く、派手なエフェクトやテロップばかりに力を入れていると、
いつまで経っても、わかりやすい動画にはなりません。
長い目で見ると、見た目が派手な動画よりも、
わかりやすい動画が作れる方が、絶対的に需要が高いです。
AIが苦手な『動画シナリオ』
いずれ、AIに「動画シナリオを作って」とお願いしたら、
完璧なシナリオが上がってくる未来が来るかも知れません。
ただ、確実に言えるのは、その時代よりも早く派手で格好いい動画を作ってくれるAIの方が早く誕生します。
なぜなら、目に見えるものの方が、解析しやすく真似しやすいからです。
動画シナリオは目に見えない縁の下の力持ちです。
AIは言語を理解することはできますが、
ビジネスの背景やクライアントが訴えたいこと、伝えたいことを深く理解して適切な構成を組む、
といった作業は得意ではありません。
今後は、確実にAIに頼った世界が構築されるでしょう。
だからこそ、AIが苦手なところを押さえる必要があります。
動画制作において、『動画シナリオ』はAIが苦手なジャンルであることは間違いありません。