キャンサーペアレンツの代表・西口洋平さんがお亡くなりになりました。
西口さんとの出会いは、4年前。
「がんを生きる新常識」というNHKの番組で取材させていただきました。
最初は、「名古屋のセミナーで人が足りないから、手伝って欲しい」ということで、
名古屋まで行って、ひたすら子守をしました。
それから、いろいろなことを話しました。
一番印象に残っているのは、こんな言葉です。
「がんになったからって、偉い人になるとか、そんなことないんですよ。
善人はがんになってもならなくても、善人ですし、
悪人は、悪人です。
ただ、がんになったことで今までの人生が浮き彫りになる、
それは、間違いないです」
西口さんは、浮き彫りになった自分と見つめ合い、
絶望や苦しみの中から、生きる活路を見つけ出した。
それが、キャンサーペアレンツだったように思います。
もっと、いろいろやりたかったと思います。
それと同時に、死をしっかり見つめて、受け入れていたと思います。
それがどんな境地だったか、到底推し量ることは出来ません。
長い時間をかけて、私なりに西口さんの生き様を考えていきたいと思います。
ご冥福をお祈りします。
https://www.asahi.com/articles/ASN5G2RCQN5FUFEV003.html