私は、幼い頃から自分は貧乏だと思って過ごしてきました。
のちに、実際はそれほど貧乏ではない頃を知ります。
まぁ、平均的な中流家庭です。
しかし、貧乏だと植え付けられたのは、母の影響だと思います。
幼くして、事故で父を失い、母子家庭で育った母の貧乏に対する自覚が
息子である私に伝染したのです。
娘に最近聞かれたことがあります。
ウチって貧乏なの?
私は答えます。
貧乏でもないけど、お金持ちでもないよ。
つまらない答えだけど、娘にはお金に対してフラットな
意識を持って欲しいと思っているので、
そういう答えになってしまいます。
要するに、意識です。
自分が、貧乏である、
あるいは、金持ちである、
という意識自体、ナンセンスな感じがします。
お金は、血液です。
貧血にならない程度に、体内を循環していれば、
生きられるのですから。