巨人、高橋由伸監督が今季初めてブログをアップした。
普段、マスコミに対して素っ気なく、通り一遍のコメントしか言わないことで
有名な高橋監督なので、あまり期待しないで読んでみたが、
意外と面白かった。
ブログの冒頭にはこんな問いから始まる。
「コップに半分、牛乳が入っています。『もう半分しかない』と考えますか。それとも『まだ半分ある』と考えますか」――。
高橋監督は、
「もう半分しかないと悲観することもなく、
まだ、半分しかない、と楽観することもない」
そこにあるのは、半分あるという現実である。
現実の中で、最善の手を打つ。
昨日の現実は、今日の現実を作り出し、
明日の現実も作り出す。
そうした現実の積み重ねでしかない、ということだ。
勝負事だから結果に左右されがちであるし、
去年まではチームメート。
情も入るだろうが、出来るだけ見えている現実を捕まえることに
精一杯な姿が浮かび上がる。
この考えが吉と出るか凶と出るか分からない。
ただ、不動の精神を養うには参考になる、と思った。
http://www.giants.jp/G/column/361111.html