独身時代、ある人にこんなことを言われた。
「女性との会話に困ったら、芋、栗、パスタに福山だよ」
女性は、芋と栗、パスタを嫌いな人がいないように、
福山雅治を嫌いな人もいない。
だから、困ったらその話題を出せ、という事だった。
実際、福山の話題を出したことはないのだが、
その話を聞いたときに、なるほど、と思った。
私は、福山とは同性だが、彼の事を嫌いと思ったことはない。
どちらかといえば、好感が持てる。
そういうキャラクターなのかもしれない。
近年の福山雅治で、私が印象的なのは、
是枝監督の「そして、父になる」である。
福山をあて書きしただけあって、かなり特長を捉えている。
まさに、当たり役である。
父とは遠い存在だから、彼を父親にして書きたかった、
という是枝監督の狙いは見事に的中した。
そんな福山が、父になる、かどうかは分からないが、
とりあえず結婚した。
父が似合うオーラが彼から出てしまうのは、
もったいない気がするけど。。