W杯女子バレーが終わりました。
銅メダルメンバーからの若返りが、
着実に進んでいることが分かりました。
木村と10歳離れた、古賀選手が大活躍。
おそらく、木村選手が19歳の時よりも優れたアタッカーだと
思います。
やはり、10年に一人しか、あんな選手は出てこないのでしょうか。
ただ、冷静に見ると、今の日本の実力では、
5位がせいぜい。
今回、オリンピック開催国ブラジルが出ていませんが、
ブラジルが出ていれば、おそらく勝てなかったでしょう。
日本は、世界の中で、5位か6位。
それが、現状です。
これが、どんなに上積みをしても、3位でしょう。
次回のオリンピックは、3位になったら奇跡に近いと思ってよいと、
私は感じています。
ただ、東京五輪ということを考えれば、
未来は明るいです。
古賀選手が19歳。彼女は19歳にして、もはや主力です。
そして、今回怪我で代表に入れませんでしたが、
宮部選手も世界で十分通用する高さを持っています。
後は、セッターですね。
私の印象としては、宮下選手が伸び悩んでいるように
思います。
勝負所のトスが上がっていない。
流れが悪くなると、単調になる。
今大会、古藤をサブとして安定剤的役割を持たせましたが、
世界と戦うためには、宮下選手のようなセッターが
安定的に出なければ勝てないと思います。
彼女が、竹下選手のような実力をつけるまで、
あと、何年かかるか。
それが、鍵のように思います。
逆に言うと、あと何年かかるか、という問題なだけで、
彼女ならば、その域に必ず達するだろうと、私は思っています。
それにしても、世界は広いです。
中国の主力は、ほとんどが20代前半。
平均身長190センチで、みんなモビリティも高い。
ミスが少ない。
高くて、うまくて、ミスが少ない。
さて、この大きな壁にどのように立ち向かうのか、
日本女子バレーの今後の奮闘が楽しみです。