切ない再会

昨日、都内某所の駅でのこと。

ホームからエスカレーターで下っていると、

向かいの上りエスカレーターに、

昔、お世話になったプロデューサーAさんの姿が。

 

しかし…

声を掛けられなかった。

 

と、いうのも、あまりに老けていたからだ。

wikiにも載っている有名なプロデューサーなので、

生年月日を確認すると、御年60歳。

当然といえば、当然。

60歳の風貌と言えば風貌なのですが、

私と一緒に仕事をしていた10年前は、

もっと、ギラギラしていて、

こちらの体調が悪くなるくらいガンガン絞られた。

 

ほんのすれ違っただけだが、

その面影はもうなかった。

 

そのことを家に帰って妻に話すと、

「他人事じゃない、私も同じように思われているかもしれない」

と、この頃、出産後の衰えを自覚しているのか、

神妙な面持ちをしていた。

 

誰でも年を取る。

誰でも老いる。

 

当たり前のことなのだが、

なんか、切ない。

 

いつまでも、あの若々しいプロデューサーで

いてほしかった、というのは酷だが…

 

年の取り方について、改めて考えさせられた。

 

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