昨日、京都に日帰り出張に行ってきました。
京都府立医大の酒井教授という、
がん新薬開発の世界的権威に話を聞いてきました。
最近は、発がん経路、つまり、がんがどんな分子を経由して、
悪性腫瘍になるか、ということが解明されつつあります。
そこで考えられたのが分子標的治療。
発がん経路にある分子のみを標的にする抗がん剤が
続々と開発されています。
この分子標的治療は、がんの種類などによって
細分化されています。
酒井教授が開発して注目されているのは、
メラノーマという皮膚のがんです。
メラノーマはほくろが、がん化する怖い病気なのですが、
白人が多くかかりやすい病気です。
アメリカで異例のスピードで今年、認可されて
絶大な効果があると話題になっています。
酒井先生の考えた分子標的治療は、
他のがんにも応用できるのではないか、と、
世界中の100箇所の研究機関で、応用研究が行われています。
近い将来、他のがんにも効く新薬が開発されることと思います。
あまり、知られていませんが、
日本はその分野の基礎研究では世界のトップを走っているのです。
その先生の元々の専門はがんの予防なのです。
がんの予防をするために、いろいろ発がん経路を調べていくうちに、
治療分野でも成果を挙げられたとのこと。
そこで、先生は長年の研究成果の集大成になるような
『究極のがん予防ジュース』をある大手食品メーカーと共同開発しているのです。
ある野菜を使うらしいのですが、それが何かは教えてくれませんでした…
この情報も含めた、先生のお話は近日中にホームページで公開されますので、
その時は、また、お知らせします。