病気になったらお薬を飲む。
病院に行ったら、お薬をもらう。
ずっと、そのことに疑問を持っていなかったが、
ここのところ、考えるようになった。
薬は必ず副作用があり、症状を力で無理矢理ねじ伏せるものだという
ことが分かってきたからだ。
それでも、病気になれば薬を飲み、
娘が病気になっても薬を飲ませる。
それが、罪のように感じてしまう。
正直、何が正しいのかわからなくなる。
例えば、子供の頃にばい菌だらけのところで生活させて、
抗体を作って抵抗力をつける、
ということも一つの考え方ではある。
でも、その前に病気になって死んだり、
後遺症が出るくらいひどくなってしまったら取り返しが付かない。
そして、その判断は素人には出来ない、ということだ。
結論としては、
薬と上手に付き合うしかない、と私は思う。
たしかに、薬に頼りすぎるのはよくない。
しかし、薬を全く排除することも難しいだろう。
いろんな知識や考えを吸収しながら、
柔軟に判断していくしかないのだろう。
多様な選択を持った社会においては、
そうするしかないのだ。
私が一番したくないのは、極端な考えに固まり、
それを他人に強要することである。
薬は人類を滅ぼすのか?
滅ぼしたとしたら、それも、人類の選択の一つである。
と、開き直ることが出来るか。
今、様々な場面で問われているような気がする。