詩を書いてみました。
『批評』
もはや この家族が腐っていることを、
誰しもが知っているのに誰も何も言わない。
もはや この街が腐っていることを、
誰しもが知っているのに誰も何も言わない。
もはや この国が腐っていることを、
誰しもが知っているのに誰も何も言わない。
もはや この人類が腐っていることを、
神様は知っているのに、
何一つ言ってはくれない。
黙って滅びるのを待つだけ。
何がどうだろうと、構わない。
君とボクが腐っていなければいいのさ。
ボクは彼女を抱きかかえる。
彼女は言った。
優しく潤んだ瞳で。
一番腐っているのは、あなたよ。