人間のための経済学

小泉政権下では、「規制緩和」の名の下で、

民に任せられるものは、民へ…

と、次々に民間へと門戸を開いた。

 

当時は、1つのアイデアとしては面白い、

と思いつつもある種の違和感を感じていた。

 

市場原理、競争社会というのが、

決して万能ではないのではないかという思いが、

私の中であったからだ。

 

つまり、競争をして良い分野と、

競争という考え方ではなく、

社会的共通資本として守り、

健全にその質を守らなければならない分野があるのではないかと考えるのである。

 

分かりやすい例で言うと、

社会的共通資本の代表は、「医療」であり、「教育」である。

 

しかし、アベノミクスはそうはなっていない。

 

経済論理をむしろ小泉政権下よりも深く切り込んでいる。

武器、医療、教育、規制緩和を激しく行い、

市場に解放しようとしている。

 

待っているのは、殺伐とした競争社会と格差。

 

それも、足音も立てずに、気づいたときには取り返しの付かないことになりそうで、怖いのだ。

 

先日亡くなった、宇沢弘文の提唱していた、

「人間のための経済学」について、今こそ深く考えるべきである。

 

 

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