巨人は、クライマックスシリーズ敢えなく4連敗。
この結果を見て、1つ気づくことがある。
第二次原政権が発足したのが、2006年。
この年、ジャイアンツは4位。
主力の怪我が相次ぎ原監督は、「うまい選手はいらない。強い選手が欲しい」
と、オフに小笠原、ラミレスを獲得。
2007年-2009年まで三連覇を達成した。
ところがポストシーズンをみてみると、
2007年にはCSで中日に敗れ、
2008年は、西武のピッチャーに力負けし日本シリーズで敗退。
2009年にようやく日本一になっている。
これをみて気づくのは、
2012年日本一。
2013年日本シリーズ敗退。
2014年CS敗退。
と、逆になっているということだ。
簡単に言えば、世代交代が始まっているということだ。
打者では、村田、阿部が下り坂。
長野、坂本の若手のリーダーがマークされて苦しんでいる。
ピッチャーは内海、杉内が曲がり角に差し掛かり、
FAで獲得した大竹はぴりっとしない。
もちろん、FAでの補強も大切だが、
今後のチームを考えるならば、
打者で言うと、大田を4番に育てる。
ピッチャーでいうと、小山、澤村、宮国いずれか二人が10勝以上する。
現有戦力で言うと、この形が出来ないと、
巨人の未来は暗闇に閉ざされるだろう。
そして、逆の法則で言うならば、
来年、再来年、チームが育っていく中で、
巨人はシーズンでも優勝することはできないかもしれない。
そうすると、原監督は確実に辞任するだろう。
原監督以外の指導者が優勝するためには、
大田が50本ホームランを打って、
菅野が20勝しなければ無理かも知れない。
巨人が優勝するということは、それだけ難しい。