常に小説や文章に関する入門書の類はチェックしている。
そして、だいたい影響を受ける。
ただ、選び間違うと、ただ、迷うだけだから買うときには慎重を期す。
今回買ったのは、『アウトラインから書く小説再入門』という本である。
シカ・マッケンジーというアメリカの作家が書いたものなのだが、
なかなかロジカルで参考になった。
ここで問題になってくるのが、
作家はアウトライン(脚本で言うところの箱書き)をどこまでするのだろうか?
いろいろ読んだが、一流の作家の中でも全くアウトラインを書かない人も多い。
私も、基本的に文章そのものを書くのが好きなので、
アウトラインの作業は苦痛でしかなかった。
しかし、本のやり方を参考にすると、まるで書いているような感覚で
物語に入れるのではないか、と考えを改めた。
さらに、書いているときに筆が止まる、あの感覚を
アウトラインの時に経験していれば、書くときにはクリアになっているのだから、スムーズに行く…はずである。
ただ、これをやり過ぎると失うものがあるのも事実。
まぁ、とりあえず、修行中の身なのでいろいろ試行錯誤してみましょう。