私には妙な癖がある。
それは、日常的にダジャレを言ってしまうという癖である。
例えば、「ごちそうさま」の後に、「ごちそうサマンサタバサ」と言う。
ウケを狙うというわけではない。
パブロフの犬のように条件反射に口からこぼれてしまうのである。
世代的なダジャレもでる。
娘の紙おむつに大量のおしっこがモリモリなときは、
ついつい「♪おしっこ モリモリ~」と夢がモリモリ風に歌ってしまう。
妻は、笑うときには笑うが、基本的にはスルーである。
しかし、次第に生活をしていると、うつってきてしまうらしい。
ある日の事である。
我が家のトイレにはカギがついているが、
ほとんど使ったことがない。
このカギ使えるかどうか試してみようということにになり
カギをかけてみると、
建て付けが悪くてカギが全くかからないことが判明。
すると、妻が「何これ、意味なし芳一じゃん」と言い放った。
「耳なし芳一」にかけた鮮やかかつ、高尚なダジャレだった。
負けてはいられないと思った。