先日、巨人の小山投手が7回三分の一、2安打の快投をみせた。
小山って誰やねん?
と、巨人ファン、野球ファン以外の方はお思いかも知れませんが、
坂本や田中将大と同じ年の巨人のピッチャーで、
187センチの長身から投げおろす直球とフォークボールが、
特長の将来を嘱望されている投手です。
ただ、昨年は1勝も出来ず、長い二軍暮らし。
春のキャンプでは期待されていましたが、
練習試合で打ち込まれ、なんと試合中に二軍行きを告げられました。
こんなことは異例中の異例。
本人は相当悔しかったのだと思います。
マウンドでは、目の色が変わっていました。
ヒーローインタビューでも「春は悔しい思いをしたので…」と言っていました。
これも、原監督流の人心掌握術なのかもしれません。
期待している選手には、敢えて厳しく接する。
通常ではあり得ないような非情な事をして奮起を促す。
選手も発奮して結果を出す。
こんな姿をどれくらい見てきたでしょうか。
失礼ながら、前任の堀内監督も、その前の長嶋監督も、
こういうことはできませんでした。
野村元監督は、藤田監督の影響を受けているのでは…と著書で分析しています。
なるほど、藤田監督が亡くなったときの原監督の悲痛の表情を見ると、それも、あながち外れてはないのでは、と思います。