児童文学の公募に応募してみようと、
付け焼き刃だが勉強中。
何冊か読んでみた。
そのレビューは以下です。
「かさねちゃんにきいてみな」
私と年齢の近い作家が書いている。
かなり、今の子どもが使う言葉に近い感覚で書いている。
日常をおもしろおかしく切り取りながら、
ネグレクトの問題などにも切り込んでいる秀作。
「かいけつぞろりのゆうれいせん」
人気シリーズを一度読んでみようと購入。
これは、絵の力が強いということがわかった。
絵を前提にゲーム感覚で書いている。
また、主人公がゆるい悪人だということも、
見逃せないポイントだ。
「ロボママ」
海外の児童文学。
正直ノレなかった。
ロボママのキャラクターはおもしろいけど、
訴えるものが薄い。
簡単に言うと、何が言いたいのかちょっとわからない。
小学校、中学校の課題図書らしいのだが、
これを読んで子ども達はどんな感想を書くのだろう?
「うそつき大ちゃん」
この作品が一番面白かった。
ギャングエイジの排他的な雰囲気がきちんと出ていたし、
作者の自然に対する慈しみが鮮やかに
描かれていた。
読後感も爽快。
仲間が増えていく感覚がそうさせているのかもしれない。
それを可能にしたのが大ちゃんのキャラクター。
大ちゃんにより周りが成長していく形は、
彼のキャラクターの強さを物語っているように思う。