動画スクールPAVIOSの大林です。
現役ディレクターとしてTVのレギュラー番組を制作しながら、動画スクールの講師をしています。
今日は、「映像カメラマン」についてお話ししようと思います。
カメラマンというと、記念写真などを行うスチールカメラマンをイメージされるかもしれませんが、映像カメラマンは馴染みが薄いかもしれません。
その映像カメラマンには、どのような資質が求められるのか、私が長年の経験から感じたことをお話しします。
スチールカメラマンと映像カメラマンの決定的な違いは、【時間】です。
その瞬間を刹那に捉えるのがスチールカメラマンですが、映像カメラマンは刹那の時間ではダメです。
映像には、時間軸があり、時間をどのように使えるか、というところが映像カメラマンに求められる資質になります。なので、個人的にせっかちで落ち着きのない映像カメラマンとは一緒に仕事をしたくありません。
時間を扱える映像カメラマンは、落ち着きが求めれます。
一瞬を逃さない瞬発力がありながら、常に冷静な側面がなければ、よいカメラマンとはいえません。
そのうえで、カメラが上手に扱える器用さも求められます。
指標として、『クルマの運転が上手な人はカメラの操作もうまい』と言われています。
共通するところがあるのかもしれません。
最後に…これはスチールカメラマンにも共通するのですが、画角を切り取る感覚は必須で求められる資質です。
画角とは、カメラやレンズによって捉えられる視野の広さ、つまり撮影される範囲のことを指します。
今、目で見えているものを、どの角度、サイズでとらえるかにより、見え方が違ってきます。
こればかりは、持って生まれた才能が大きな比重を占めると思っています。
いい画角を持っている人には、一生掛かっても追いつきません。
それほどの差があると私は思います。
なので、私はカメラマンには最大の敬意を表して仕事をお願いしています。
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長文、最後までお読みいただきありがとうございました。
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