動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。
現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。
今月25日(木)にオンラインの無料説明会を開きます。
■日時
5月25日(木)20時~
無料説明会では、動画の仕事についていろいろお話ししていきますが、
一部その内容について触れたいと思います。
先週18日に、第1回目の無料説明会を行いました。
参加者の方々から、いろいろなお話しを伺い、改めて働き方を考えるきっかけになりました。
そこで、今日は【副業】について労務面から考え、新たなロードマップについて私なりの考えを述べたいと思います。
そもそも、どうしてここ数年、副業がクローズアップされるようになったのか。
私たちの世代で【副業】というと、会社にこっそり…なんてイメージがあり、どちらかというとネガティブに捉えられていた印象があります。
ところが、政府は平成30年に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を発表し、企業に原則副業・兼業を認める方向で検討することが適当だとし推進しています。
なぜ国が、そのような方針を打ち出したのか。
その理由は主に3つ。
①新たな技術の開発
②オープンイノベーションの起業の手段
③第2の人生の準備として有効
国が一番考えるシンプルな方法は「税収を増やす」ことです。
そのためには、新しい技術が産まれたり、利益を産む企業が産まれることは喜ばしいことです。
ただ、副業をきっかけに①、②が産まれる可能性を国がどこまで考えているか、私は懐疑的に見ています。
つまり、国の狙いは③だと思うのです。
これまでは退職したら、退職金と年金で悠々自適の生活…なんていうのが、私たちのイメージする老後の設計でしたが、
労働人口がどんどん少なくなっていく中、最も人口の多い団塊ジュニアは70歳までばりばり働かなければ、この国は保たない。
だから、そのための準備期間が【副業】だと訴えているからこそ、国は推進しているのではないでしょうか。
稼げる 稼げない 軸以外の視点
物価が上昇したけれど、賃金は比例して上がらない。
住宅ローンを抱え、教育費も嵩む…
そうした状況で、手っ取り早く稼げる副業を探すというのが、自然な思考です。
そして、今伸びている動画の世界に【稼げる】という鉱脈を見いだし、
参入しようという方は、その視点から、現実とのギャップを感じているのかもしれません。
動画編集の副業は、初心者が簡単に大金を稼げるという仕事ではありません。
もちろん、例外はあります。
「私は稼げました」
という例外を追うのは確率として低いです。
とにかく早く「稼ぎたい」という方のお気持ちは非常に分かります。
だからこそ、そういう方に初期投資も掛かる
「動画編集」はおすすめしないということです。
でも、【副業】を国のいう第2の人生の準備として捉えるならば、
「動画編集」は間違いなく役に立つスキルだと言えます。
これからは、営業をするにも、起業するにも、あらゆるジャンルで動画が必要になります。
動画は動画で完結するものではなく、何かの理由で制作されるものです。
つまり、手段です。
動画という手段を手に入れるために、【副業】を経験するくらいに考えればちょうどよいと思います。
そうすれば、【副業】は【履歴書】になります。
そして、動画編集のジャンルもAIによるイノベーションが起きようとしています。
先日、Adobeから発表されたPremiereProの新機能を活用すれば、編集の手間は半減され、今よりももっと動画編集へのハードルが下がると思います。再びみんなが動画編集に注目するようになるでしょう。
だからこそ、動画編集という同じベクトルのみに進むことを私は進めていません。
動画編集は必須のスキルですが、プラスアルファのスキルを身につけることこそ、第2の人生へのスキルセットになると思います。
動画スクールPAVIOSが推進しているスキルが【動画シナリオ】です。
この辺りのお話しも、無料説明会でお話しさせていただきますので、是非、参加して下さい。