数字を冷静に

新型コロナウイルスの1日の陽性者数が増えている。

このままいくと、一日辺り3000人という試算もあるらしい。

ただ、数字を少し冷静に見る必要があると思っている。

まず、新型コロナウイルスで1番起こってはいけないのが「医療崩壊」だ。

「医療崩壊」について見るべき指標は、陽性者数ではなく、重傷者数である。

重傷者数が増えるとICUが埋まってしまって、脳卒中や心筋梗塞など緊急性を要する患者さんの処置が出来なくなり、

救える命が救えなくなる。

こういうことを避けなければならない。

そこで、現在、東京都の重傷者数を見てみると、60人前後でほぼ横ばい。およそ392床確保しているので、すぐに医療崩壊を招くというレベルではない。

ちなみに、一日1000人以上の陽性者数を出した1月は重傷者数が150人~180人もいたので、明らかにそのときよりは減っている。

ワクチンの効果が出ているように思う。

東京都の65歳以上の高齢者が2回目のワクチンを接種した接種率は63%。

免疫が効果を発揮するのは、2回目の接種から1週間(ファイザー)から2週間(モデルナ)と言われている。

さらに、効果を発揮して陽性者数が増えているが、重傷者数が減っていけば規制を緩和していってもいいかなとさえ思っている。

ただ、今回の新型コロナウイルスは〝想定外〟が多すぎる。

本当に減るのか、注視していきたい。

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