あさのあつこの「TheMANZAI」を読んでいる。
中学生が漫才コンビを組んで…という話らしい。
まだ、読み始めたばかりなので、筋がわからないが…
ふいに、自分の中学生の頃を思い出した。
中学生の時、どういう経緯か覚えていないが、
学年全員の前で、コントをやったことがある。
私と現在、高校教師になっているTくん。
何のことはない、志村けんのバカ殿をマネしただけのコント。
私がバカ殿でTくんが家来。
現代にあるものを持ってくるのだが、
バカ殿は全く分からず、とんちんかんな風に使う、というもの。
ステージで披露する前に、クラスの友達の前でやったのだが、
ちっちもウケなかった。
それで、たしか司会の女の子が
「たぶん、つまらないと思いますが笑ってください」
という、紹介をしたと思う。
それで、私とTくんは気楽になれたのだろう。
やってみると、大ウケ。
大爆笑を産んだ。
今は、面白いということが、
モテる条件だったりするのだろうが、
当時…というか、私達の中学校では、
モテるのはどちらかというと、悪っぽいヤツ。
大爆笑を産んだからといって、
ヒーローになれたわけでもなく、
クラスでの地位が上がったわけでもなかった。
ただ、コイツ変なヤツだな、と思われるだけだったように思う。
それでも、インパクトは強かったらしく、
中学校の友達に久しぶりに会うと、
「バカ殿」の大林…と、言われることもある。
それだけ、笑いの力というのは強いのだろう。