秋の蝉

『もうすぐ、死ぬんだね』

ある秋の日、季節外れの蝉の声を聞いて、

娘が言った。
夏に蝉は地上に出てから、ほんのわずかしか

生きられないことを覚えていたのだろう。
それでも、ハッとさせられる。

死という言葉を、ついこの間生を受けた娘の口から
聞くと、なんとも不思議な思いにさせられる。
秋の蝉の声を、

娘がどんな風に感じたのだろう。

知りたいような、知りたくないような。。

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