谷間の百合

「谷間の百合」とはバルザックの名作だが、

その話ではない。

先日、家族で食事をしていたら、

妻が怪訝な顔つきになり、小声で私に言った。

「あれ、どうなの?」

あれ…って?

妻が小さく指さす方向には、若いカップル。

どうやらその中でも女の子の方を示しているようである。

「何が?」

「胸」

見ると、女の子は胸元がざっくり開いていて、谷間を強調していた。

私としたことが、見逃していた…という話ではなく…

妻は「ああいう彼女が一緒にいたら、どう思う?」

と聞くのである。

残念ながら、谷間の彼女とお付き合いしたことがないのでどう…と聞かれても、と首をひねった。

ちょうど、娘が騒ぎ始めたので、その話は頓挫した。

 

なぜ、妻はあれほど嫌悪したのだろう。

露出が多い女性に対して、同性として嫌悪感を感じるのであろうか。

私がマッチョな筋肉美の男を見たとしても、あまり嫌悪感を感じないが、

女性は違うのだろうか。

 

考える。。

 

ちなみに、自分の彼女が胸元を強調する服を着ていたら…

ということだが、最初はやはり抵抗感を感じるかも知れない。

ただ、それがいつものことならば、慣れるだろう。

 

たぶん、レストランの彼も、慣れたものなのかもしれない。

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