通報

先週のことですが、

眠かったせいか娘が家の玄関の前で大泣きしました。

昼前の話です。

娘の大泣きは、ある意味見事なもので、

大声は近所中にこだましました。

 

こうなると、放っておくしかありません。

我々はいつもの事なので、なれたもの。

落ち着くまで静観していました。

 

案の定、数分後には落ち着き、娘は何事もなかったように

ご飯を食べ始めました。

 

すると、そのときやってきたのです。

「三鷹警察署です」

 

通報です。

児童虐待の恐れというヤツです。

 

警察官は、家の中に入り、娘の体を見て、帰って行きました。

 

児童虐待が叫ばれている昨今、社会がその事実を見過ごしてはいけません。

見て見ぬ振りをするのが一番悪いですし、万が一を放っておいてはいけないと思います。

 

ですが…何でしょう、この違和感。

 

私は自らの体験を思い出しました。

私も幼い頃、両親に叱られて追い出されると、

鍵を閉められてしまったことがありました。

あのときは悲しくて、娘なんて目じゃないくらい泣いて、叫びました。

そのとき、裏に住んでいたおばあさんがやってきて、

両親に「そろそろ許してあげて」と言ってくれたのです。

 

つまり、そういうことだろうと思います。

 

通報する前に、出来ることはあるということです。

もちろん、リスクはあります。

逆恨みされるかもしれません。

でも、子どもが泣いている…ということで110番する、

というのは、どこか階段を二歩も三歩も飛び越した行為の

ような気がして、違和感を感じてしまったのです。

 

通報した人のことを咎める気はありません。

当然のことながら、近所迷惑をしてしまった私どもに非はあります。

ただ、もし同じような状況を見かけたら、

私はいきなり通報はしないと思います。

私に手をさしのべてくれた、裏のおばあさんのことを思い出そうと思います。

眼差しは必要です。

ただ、暖かい眼差しであって欲しいし、

私達もそういう眼差しで社会を見つめていきたいと、

自戒を込めて思いました。

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