妻が、子育てに関する本を買ってきた。
それが平井信義さんが書いた「子どもを叱る前に読む本」。
子供を性善説で捉えて、子供を叱るのではなく、
忍耐力でできるだけじーっと見守る。
放任ではなく、自由にさせる。
大人が困ることをしたら、「ダメ!」ではなく、
「こんなことをしたら困るよ」と訴えかける。
ぐずって聞き分けがなくなったら、
ユーモアで切り返す。
そして、しつけはいらない。
子供は大人の背中を見て育つので、
大人がきちんとしていれば、いつか子供はその通りまねをする。
などなど、おおむねこんなことが書いてあった。
基本的には大賛成なのだが、
こんなに理想的にいけば、全国のお母さんは、
子供に声を荒げることはなくなるだろう。
が、そうもいかない。
子供は想像を遙かに上回ることをしてくれる。
だから、あくまで参考にしよう、と個人的には思う。
本に書いてある通りにはいかなくとも、
少しでも実践できるようにしてみようと思う。
でも、なかなか難しい。
一日に何度も「ダメ!」と言ってしまう自分に気づく。
そして、私も妻も自分に自信がない。
自分のまねされて良いのか、という思いもある。
今のところできるのは、ユーモアで切り返すくらいか。
幸いユーモアの引き出しだけは、小学校時代から培ったものがある。