またもや、チャンスを掴むことが出来なかった。
巨人・大田の話なんだけど。
オープン戦で肉離れ。
実は、やりそうな気がしていた。
だって、いっぱいいっぱいだったもん。
キャンプからアピールしなきゃって、張り詰めて、張り詰めて。
そこで、チャンスをものにする選手だけがレギュラーになれる。
大田は、それができなかった。
ただ、それだけ。
悲しいけど、これ、プロ野球なんだよね。
そんなわけで、巨人はオープン戦五連敗。
開幕スタメンのラインナップも、おそらく、ギリギリえきねっとでちょちょいとネット予約して、
指定席を確保した面々がそしらぬ顔で居座る。
そんな感じ。
変わりばえのしないメンバー。
流動的なのは、亀井か、橋本か、松本か…という外野の一枠くらい。
これも、下村(アンダーソン)が復帰すれば、はい、それまで。
さすがに、今年は優勝できないだろう。
っていうか、優勝させちゃダメだよ、他の五球団。
と、思う。
今年は気持ちいいくらいに負けるしか、
チームを大胆に立て直すことは出来ないだろう、と個人的には感じている。
でも、勝ちそう。
中途半端に勝ちそうなのである。
そこが、タツノリハラの監督手腕である。
ただ、目先の勝つことを優先した場合、
監督交代後、苦労するだろう。
それは目に見えている。
きっと、次は高橋ヨシノブがやるだろうと思う。
松井、松井と言っておきながら、ヨシノブ。
これが、既定路線だ。
ならば、どうやって彼に渡すのか。
ぼちぼち考えなければならない。
だから、大田が頑張らなければならない。
大田が頑張れば、橋本が続く。
中井が続く。
この三人の生え抜きのうち、一人でもいい。
三割三十本くらいの活躍が出来れば、きっと巨人は変わる。
しかし、出てこなければ、岡本を待つしかない。
あと、早くて3年。遅ければ、6年待たなければならない。
目先か、今か。
二兎を追う者は一兎をも得ず。
今こそ、問われている。
メチャクチャ負けても、数年後の未来を取る。
そういう汚れ役をタツノリハラがするか、
今年は見物である。
そのためには、今年はじっと我慢だ。
問題は、ファンもマスコミも、我慢できるか、ということだ。