しばらく奥さんの自転車をシェアしていたが、
このごろバッティングすることもあり、
昨日、自転車を購入。
自転車というと、
高校時代の通学を思い出す。
へんぴなところに高校があって、
電車やバスなどではいけない。
自転車で、50分。
結構な距離だ。
とくに、冬は悲惨。
何もないだだっ広い畑が広がる一本道。
遮るものがないことをいいことに、
からっかぜが容赦なく全身にぶつかってくる。
自転車を漕ぐエネルギーと、
風のエネルギーは、ほぼ同じ。
わずかに漕ぐ力が上回ったときだけ、
前に進むことが出来た。
新品の自転車を見つめながら、
あの悲惨な行路を味わうことがなくなったということは、
一体幸せなことなのだろうか、と考える。