ほとんどのスポーツの場合、
何をするにも基礎体力というものが必要だろう。
そのために、走り込みや筋力トレーニングをする。
これが、物を書くことにも当てはまる。
物を書くために、最低限しておかなければならないのが、
読書である。
読書は物書きの筋トレなのだ。
もちろん、何を読むか、というのも大きいが、
読書の場合は、確実に質よりも量である。
私は、月10冊を目標にしているが、
今まで到達したことがない。
なぜか?
考えてみる。
通常書籍は一冊400ページが平均である。
すると、10冊読むためには、
400×10 = 4000ページ読まなければならない。
しかし、私が一日に読めるスピードは、頑張って100ページ。
すると、30日で3000ページ。
3000 ÷ 400 で7~8冊しか読めない。
考えるに、読書のスピードは足の速さに似ている。
訓練と努力である程度早くなるであろうが、絶対的な能力も関係してくる。
だから、マラソンと考えるようにしている。
月7冊でも、亀のように積み上げていけば、少しは筋力がつくかも知れない、と。